世の中には正社員や契約社員、フリーランスなどといったさまざまな働き方がありますが、人材派遣会社を通し、派遣社員としてITエンジニアの仕事をしたいと考えている人もいるでしょう。
人材派遣で働くメリットは、ワークライフバランスがとりやすいところです。人材派遣の仕事の求人の中には、勤務時間や曜日、契約期間や勤務地など、さまざまな条件の異なる求人情報があります。ですから、自分のライフスタイルに合わせて自由に選択できるところが魅力です。家族と過ごす時間を優先させたいのなら、残業が少ないところや土日祝日が休みの職場を選ぶことも可能です。
そして、人材派遣会社では、勤務先を紹介するだけではなく、その後も派遣社員の仕事のサポートをおこなってくれるところもあります。職場へ定期的に気にかけて訪問してくれる担当者もいますし、仕事で悩みが出てきたら気軽に相談もできます。
人材派遣で働くデメリットは、雇用の安定性が低いという点が挙げられます。派遣社員は人材派遣会社と雇用契約を結ぶかたちとなり、雇用期間があらかじめ決められています。雇用期間が満了すれば、職場を失うこともあります。仕事に慣れてお気に入りの職場であったとしても、また次の就業先を見つけなければなりません。新たな職場がなかなか決まらなければ、その期間の収入が途絶えてしまうことになるのです。
また、人材派遣で働くことは、年収や福利厚生の点においても、正社員と比べて期待できないというマイナス面もあります。派遣社員は正社員と違ってボーナスがありませんし、住宅手当や家族手当などの手厚い待遇が無いケースが多いです。
このようにメリットもデメリットも人材派遣にはあるため、よく考えて選択することが重要になります。
なお人材派遣と同じようなメリットを持つ働き方にフリーランスがあります。フリーランスは自分のスキルを活かして個人で契約を結び収入を得る働き方です。自由度の高さは人材派遣よりも高いことが特徴。働く時間や曜日、場所などすべて自分で決めることができます。ただし収入が不安定というデメリットもあるため、こちらも情報を集めてしっかり検討することが大切です。
このように人材派遣とフリーランスは似ていますが随所に違いがあります。迷っている人は、フリーランスと人材派遣の違いをよく調べてみましょう。